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認知症とのつきあい方 

2011.11.22(23:31) 523

次のような記事がありました。

認知症とのつきあい方 香山リカのココロの万華鏡 毎日新聞社 11月22日(火) 配信 /東京


 精神科の診察室には高齢者の患者さんもやって来る。付き添いの家族がこう言うことがある。

 「もの忘れも気になりますが、ネガティブなことばかり言ってふさぎ込んでます。アルツハイマーとうつ病がいっしょに来ちゃったのでしょうか」

 言うまでもなく「アルツハイマー」は今や認知症の代名詞にもなっているが、「うつプラスもの忘れ」の場合は、ちょっと注意が必要。別の種類の認知症が始まっている可能性があるのだ。

 それは、今やアルツハイマー型に次ぐ第二の認知症とも言われる「レビー小体型認知症」。「レビー小体」と呼ばれる異常物質が、脳の中で作られてたまることで起きるといわれている。この病気を発見したのは日本人の小阪医師で、認知症全体の2割か3割はこのタイプ、といわれているから、決してめずらしい病気ではない。しかし、まだ十分に知られておらず、医者の中にさえ「認知症といえばアルツハイマー」と思い込んでいる人がいる。

 聞きなれない「レビー小体型」の認知症は、もの忘れとともにうつ病に似た症状が起きる。また「小さな子どもが座っている」「亡くなったはずのお父さんがいる」など、「いないはずの人がはっきり見える」という幻視が起きることも多い。「手が震える」「歩きにくい」などパーキンソン病に似たからだの症状が表れるのも特徴的だ。

 同じ認知症だが、タイプが違えば治療法も違う。また、レビー小体型では、うつ病やパーキンソン病と間違われてその薬が処方されると、かえって病状が悪化する場合があるので、まずは正確に診断をつけることが必要になる。

 「でも、認知症って根本的な治療法はないんでしょ。だとしたら、どのタイプだっていいじゃない」と言う人もいるが、私はそうは思わない。きめ細やかな治療をすることで改善する症状もあるし、何より家族にとって、正しい病名を知るのは介護ストレスを減らす第一歩だと思う。「認知症なの? うつ病なの? はっきりしてよ!」とイライラを感じる家族も、「認知症の症状のひとつとしてうつが起きるのです」という説明を受ければ、まずは納得することができる。その上で、「じゃあ、まずは安心できる環境を準備して」と介護の計画も立てやすくなるだろう。

 長寿社会になれば、誰だって認知症とは無縁ではいられない。「認知症は人生の失敗」などと考えず、正しく知って、広い気持ちでケアしたりケアを受けたりしたいものだ。

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りんむうフォトダイアリー



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2011年11月22日
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