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今も健在?血液型ネタ 香山リカのココロの万華鏡

2014.07.30(00:18) 878

次のような記事がありました。

毎日新聞社 2014年7月29日(火) 配信
香山リカのココロの万華鏡:今も健在?血液型ネタ /東京

 以前、テレビの情報番組にコメンテーターとして出演したときのことだ。その日は、アメリカから来日中の大物ミュージシャンもゲストで出演することになっていた。

 スタジオには、そのミュージシャンへの質問を書いたボードが何枚か用意されていた。番組が始まる前、「どんな質問があるのかな」と眺めていた私は、ある1枚を見て驚いた。「血液型は?」と書かれていたのだ。

 ボードを作ったスタッフは「血液型性格占い」を信じている人で、血液型をきき出し、司会者らが「えー、意外!」「マイペースだからそうかと思ってた」などと盛り上がる様子を想像したのだろう。しかし、「血液型性格占い」は日本を中心にアジアのわずかな国に広まっているだけで、欧米の人などは存在すら知らない。たとえば私たちが海外の番組に出て「あなたのヘソの直径と色は?」などとからだのことをきかれたらギョッとすると思うが、それと同じようなものだと思う。

 私はあわてて「この質問、やめたほうがいいですよ」と言い、ほかのスタッフからも同じ声が上がったらしく、結局、大スターに突然、血液型という医学的個人情報をきく、などという事態にはならなかった。

 先日、社会学者の縄田健悟氏が文を発「血液型と性格の関連性に科学的根拠はない」とする統計学的な解析結果を記した論表し、話題になった。縄田氏は日米の1万人以上を対象にした意識調査と回答者の血液型とを解析し、その人の価値観や生活習慣などと血液型にはほとんど何の関係もないことを明らかにしたのだ。

 実は同じ結果を示す研究はほかにもあるので、私も大学でそれを見せながら、学生たちに繰り返し「血液型と性格は関係ないんですよ。1970年代に日本で作られたブームがもとで、私たちは『自分はB型だからこうであるはず』と思い込んでいるだけですよ」と伝えている。

 学生たちはそのときはまじめな顔で「よくわかりました」などと言う。しかし、いっしょに食事会などをするとやっぱりまた、「あなた何型?」「ホント! マジメだから違うと思った」などと盛り上がっている。彼らにとっては血液型の話は、とりあえずコミュニケーションの入り口を見つけるために便利なツールなのかもしれない。それはわかるけれど、くれぐれも血液型で友人や恋人を選んだり自分の性格を決めつけたりはしないように、と教員としては思うのである。(精神科医)

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りんむうフォトダイアリー



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2014年07月30日
  1. 今も健在?血液型ネタ 香山リカのココロの万華鏡(07/30)