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尿1滴でがん発見 九州大など、特有のにおいを線虫嗅ぎ分け

2015.03.16(13:54) 958

次のような記事がありました。
尿1滴でがん発見 九州大など、特有のにおいを線虫嗅ぎ分け
臨床 2015年3月12日(木)配信西日本新聞
 九州大などの研究グループは11日、体長1ミリの線虫に人の尿のにおいを嗅がせ、高い精度でがんの有無を判定することに成功したと発表した。尿が1滴あれば、痛みもなく安価にがんの検査が可能になるという。日立製作所などと検査装置の開発を進めており、早期の実用化を目指す。11日付の米オンライン科学誌プロスワンに掲載された。

 九大大学院理学研究院の広津崇亮助教(神経科学)と伊万里有田共立病院(佐賀県)の園田英人外科部長のグループによると、線虫は水中などに生息する微小な動物で、嗅覚が犬並みに優れている。がん患者と健常者の尿(1マイクロリットル)をそれぞれプレートの端に置き、中央に置いた100匹の線虫の動きを調べたところ、7~8割の線虫ががん患者の尿に集まり、健常者の尿からは逆に離れることから、がんのにおいに反応することが判明した。

 精度を確かめるため、242人(健常者218人、がん患者24人)の尿を採取してテストを実施。線虫はがん患者24人のうち23人に「陽性」の反応を示し、発見確率は95・8%だった。うち5人は採尿時点では、がんと診断されていなかった。初期の「ステージ0と1」のがんは、血液の成分を調べる腫瘍マーカーの発見確率が0~33%にとどまるが、線虫による検査では88%以上の確率で発見できたという。

 一方、健常者をがんと誤って判定する確率が5%あることなどから、精度の安定化が今後の課題という。広津助教は「早期発見が難しい膵臓(すいぞう)がんを含む十数種類のがんに線虫は反応した。特定のがんにだけ反応する線虫をつくることにも成功しており、将来的にはがんの種類の特定も可能になる」と話している。

 ■画期的な無痛検査

 ▼がん治療に詳しい田川市立病院(福岡県田川市)の鴻江俊治院長の話 腫瘍マーカーではがんの早期発見が難しかったが、今回の手法は早期発見にもつながり、痛みを伴わずに検査できる点で画期的。身体的、経済的にも負担が少なく、がん検診が変わる可能性がある。がんがないのに陽性反応が出る疑陽性や、がんがあるのにない反応が出る疑陰性をいかに減らせるかが今後の課題だろう。

    ◇      ◇

 ■サバ寄生虫から着想

 サバの寄生虫が胃のがん組織に集まっていたのは偶然なのか―。九州大などの研究グループが開発したユニークながん検査方法は、魚介類の生食によって多発する「アニサキス症」の症例がヒントになった。

 伊万里有田共立病院の園田英人外科部長は、嗅覚が鋭い犬を使って、がん患者の呼気からがんを判定する研究に取り組んでいた。だが、犬の体調などで精度にばらつきがあり、研究は行き詰まっていた。

 そんなとき、思い起こしたのが「サバを食べておなかが痛い」と来院した佐賀県内の男性のこと。サバに寄生する線虫類のアニサキス(体長1センチ)が胃の壁に食い付き、調べるとその周辺にがんがあった。

 「アニサキスが、がんに食い付いたのは偶然だろうか」。園田外科部長が過去の文献を調べたところ、アニサキスががん組織に潜入したケースは23例あった。「線虫はがんのにおいをたどっているのでは」との仮説を立て、線虫と嗅覚の専門家である九大の広津崇亮助教に連絡、2013年から共同研究を始めた。

 線虫によるがんの判定テストを行うと「こんなに当たるのか」と、最初は半信半疑だったという。この検査方法が実用化できれば、通常の健康診断や自宅で採取した尿1滴で判定が可能になる。1回の検査は数百円で済み、約1時間半で結果が出る見通しだ。園田外科部長は「がんの早期発見と、医療費の抑制にもつながる」と期待を寄せている。

   R6292440ボケの花

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りんむうフォトダイアリー



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2015年03月16日
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