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納得いく「QOD」選択を、鈴木隆雄のシニアのための健康術

2015.03.17(23:45) 959

次のような記事がありました。
納得いく「QOD」選択を、鈴木隆雄のシニアのための健康術:/25止 
その他 2015年3月12日(木)配信毎日新聞社
鈴木隆雄のシニアのための健康術:/25止 納得いく「QOD」選択を

 2年間続いた私のコラムも今回が最終回となりました。このコラムでは、シニアの皆さんがいつまでも健康で、生活は自立し、最後に「いい人生だった」と思える「しまい方」をつづってきました。そのためには「先手先手」と「時宜を得た予防」が重要です。

 中年期の健康は、病気のないことです。特に生活習慣病といわれるがん、心臓病、脳卒中、そして糖尿病を40代~60代で徹底的に予防することです。たった四つの病気ですし、危険因子も似ていますから難しいことではありません。一方、シニア(高齢期)になると、病気だけでなく加齢に伴うさまざまな生活上の不具合(例えば転倒・外傷、低栄養、失禁、筋肉の衰え、口腔(こうくう)機能の低下、軽度のもの忘れなど)に早く気付いて予防することが、より重要となります。これらは「老年症候群」と呼ばれていますが、放っておくとフレイル(虚弱化)が進行し、要支援・要介護といった、いわゆる不健康な状態に陥りやすくなるのです。

 QOL(生活の質)を保ち、健康的な人生航路を進むためには、一人一人が人生のステージごとに自分の健康、すなわち毎日の生活をしっかり自立して暮らすための最適な予防対策を考えていかねばならないのです。例えば体重は、中年期はメタボリックシンドローム予防のため太らないように気を付けましょう。しかしシニアの時期は、低栄養を防ぎ、健康長寿のためにはむしろ小太りになるくらいが良いのです。

 人間はどんなに病気や要介護状態を予防しても、80歳、90歳という人生の晩年に多くの障害を抱えることは避けられません。それは特別なことでも責められることでもありません。多少の差はあっても、ほぼ全ての人々に同じように老化と障害は起きます。人生の晩年というステージでは、できるだけQOLを維持していくことは大切ですが、長い努力の結晶である「自分の人生」をどのように納得しておしまいにするかという「QOD(死の質)」の選択も非常に大切なことだと思います。

 最後に皆様のご愛読に感謝して、このコラムを終えたいと思います。(すずき・たかお=国立長寿医療研究センター研究所長)

P3041336夕日

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りんむうフォトダイアリー



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2015年03月17日
  1. 納得いく「QOD」選択を、鈴木隆雄のシニアのための健康術(03/17)