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患者塾 医療の疑問にやさしく答える 塾長のつぶやき いいところを褒めまくる

2015.09.02(20:52) 1038

次のような記事がありました。

患者塾 医療の疑問にやさしく答える 塾長のつぶやき いいところを褒めまくる
その他 2015年9月1日(火)配信毎日新聞社
患者塾:医療の疑問にやさしく答える 塾長のつぶやき いいところを褒めまくる /福岡

 文化勲章受章者で作家の瀬戸内寂聴さんが闘病から復帰し、またテレビや雑誌で元気な姿を見せてくれるようになりました。骨粗しょう症による圧迫骨折に対し「骨セメント療法」をして回復に向かったものの、検査の途中でたまたま胆のうがんが見つかり復帰に1年かかったそうです。「いよいよ腰の曲がった老人になったと老いを確認させられた」と言う割には、毒舌は若い時以上にさえ渡っていて、とても90歳を超えているとは思えないほどです。

 対談で、男性に関する話題になった時のことです。「男は褒めときゃいいのよ。探せばどこかいいとこがあるものよ」というのです。確かにこれは名言です。どこかで聞いたことがある言葉だな、と考え巡らしていて、しばらくして鮮明に30年前を思い出すことができました。

 医者になって約5年たち、一人前になったと自信を持ち始めた頃に、尊敬する内科の教授から厳しく注意された時のことです。糖尿病の患者さんが「仕事の関係で接待が続き、どうしても食べ過ぎてしまう。アルコールも断れない」と言うので、それは絶対にだめだと説教したと話したら、その教授は「患者は褒めろ。褒めなきゃだめだ。説教したら来なくなる。来なくなったら病気がひどくなる。女も褒めろ。褒め過ぎるくらいに褒めとけば、女は機嫌がよくなる。そしたら、こっちも元気になるだろう」とレクチャーを始めたのです。

 褒め方の詳しいノウハウも教わりました。「いいかげんな褒め方はかえって相手を傷つける。相手も自分も十分に納得できるようないいとこを見つけて、そこを集中的に褒めまくるんだ。どんなつまらんように見えるやつでも、探せば必ずどこか褒めるとこがあるもんだ。それが生活指導のコツなんだよ」と力説してくれました。その教授も毒舌で有名な人でした。病院中に聞こえるような大声でつばを飛ばしながら患者さんを激しく怒鳴ることもあるのですが、肝心なところでは優しく褒めまくり励ますのが上手でした。叱る時にも褒める時にも、決して感情に走らず真摯(しんし)な態度で臨むので、それが自然と相手に伝わったのでしょう。

 テレビの仕事を10年ほどして医学部を受験し直した時、高校時代の恩師から言葉巧みに褒められて、諦めずに勉強を続け合格できたのを思い出します。夏が過ぎた頃「この成績だとちょっと無理かもしれない」と弱音を吐くと、恩師は「点数こそ悪いが、この答案はしっかり勉強したやつの書き方だ。今こんな答案が書けるのなら、来年の本番にはきっとすごい成績になっていると思う。オープン戦でこのくらいなら十分だろう」と淡々と話してくれました。実際、年が明けてから成績は一気に伸び、志望校に合格できました。今日があるのは、恩師のその時の思いやりいっぱいの褒め言葉があったからだと感謝しています。

 最近、生活習慣病の指導法が集学的に検討されるようになりました。「集学的に」とは、内科だけでなく脳科学や心療内科やいろんな分野の専門家が集まって総合的に検討することをいいます。糖尿病を医学的な側面だけから考えると、カロリーを厳守してバランスのいい食事を取るのが一番ということになります。こてこてした高カロリーの食事は禁止ですが、厳しく禁止されると食べたい欲望がさらに強くなることが脳科学の研究で分かっています。また、ストイックに制限された食事を続けていれば、精神的に追いつめられ「燃え尽き症候群」になる可能性があることは、心療内科の分野で多くの医師が経験しています。ある程度頑張ったら自身を褒め、たまには許される範囲で羽目を外すことも必要です。医師や栄養士や看護師はそのサポートを適切にしていく必要があります。

 仕事に疲れて帰った亭主が珍しく掃除をしていたら「疲れて帰ってるのにありがとう」と女房が言ってくれれば、うれしくなってもっと家事を手伝ってくれるようになる――で末永く夫婦円満にやっていけるというのが瀬戸内寂聴さんの考え方だと思います。一方、女房が体調が悪くても夕飯を作るのは当たり前だと思っちゃいけない。「今日は疲れてるみたいだな。どこかに食べに行こうか」とか言ったら、倦怠(けんたい)期の夫婦も少しはうまくやっていける、というのが先程の教授の実生活に基づく理論です。

 患者塾には、医者への不満の声がたくさん届きます。ちゃんと分かりやすく説明してくれないとか態度がでかいとか、無愛想だとか表現はいろいろですが、要は「満足できる医者ではない」ということでしょう。先日、大学の後輩が主治医だという70代後半の女性から電話がありました。何を言っても何を尋ねても「大丈夫。心配ないですよ」と面倒くさそうに言われる。それを繰り返し聞く度に不安が募るというのです。私が知っている彼の人柄を紹介し、心にもなく大丈夫などと言う男ではないと伝えました。そのうえで納得できたら「先生からその言葉を聞くと本当に安心します」と言ってみたら、と提案しました。1カ月後「ありがとうございました。なぜ大丈夫かを丁寧に分かりやすく説明してもらい、本当に安心できました」ということでした。

 全てがこんなふうにうまくいくとは思いませんが、家族も他人もあるいは自分自身も思い切って根拠に基づいて褒めてみると「思わぬご褒美」が返ってくるような気がします。(患者塾塾長・小野村健太郎)

〔福岡都市圏版〕

640P5207050h睡蓮 - 完
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デング熱対応の病院名公表 「医療新世紀」

2015.09.02(00:25) 1036

次のような記事がありました。

デング熱対応の病院名公表 「医療新世紀」
2015年9月1日(火)配信共同通信社
 日本感染症学会は、蚊が広げるデング熱などの感染症の診療に対応する全国の専門医療機関のネットワークを作り、学会ホームページに一覧表を公表した。

 デング熱は熱帯、亜熱帯地域に多く、海外で感染した人が国内に持ち込む輸入感染症として知られていたが、昨年、国内で約70年ぶりに流行が発生した。今後、感染を疑う患者がクリニックなどで受診した際、診療の助言や患者の受け入れに対応する専門的な医療機関の集まりが必要だとして、学会が全国約160病院をリスト化した。

 デング熱を媒介するヒトスジシマカによって広がるチクングニア熱の診療にも対応するという。

埼玉県では次の病院が対応しています。

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詳しくは下記URLをクリックしてご覧ください。
日本感染症学会

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2015年09月02日
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