FC2ブログ


タイトル画像

成人眼科検診の重要性=玉井嗣彦名誉病院長 ご近所のお医者さん

2016.10.20(21:22) 1231

次のような記事がありました。

(鳥取)成人眼科検診の重要性=玉井嗣彦名誉病院長 ご近所のお医者さん
その他 2016年10月19日 (水)配信毎日新聞社
ご近所のお医者さん:/361 成人眼科検診の重要性=玉井嗣彦名誉病院長 /鳥取

 ◇日野病院(日野町)玉井嗣彦名誉病院長

 「敬老の日」も過ぎましたが、今生まれた人が介護などを受けずに自立して何歳まで過ごせるかを示す健康寿命の平均値は、日本が男女とも世界最長(2013年)で、女性74・21歳、男性71・19歳と報告されています。

 今日まで、この傾向に大差はありません。しかし、最近健康寿命を損わせる危険因子の一つに「視力障害」があることをスタック博士らは、文献的考察により指摘しています。

 すなわち、視力障害を有するグループでは認知機能が低いこと、心理的な負担、うつをも増加させることなどが報告されており、健康寿命の維持、延長のためには、視覚が重要な鍵となるといっても過言ではありません。

 高齢者の視覚障害を未然に防ぐには、中年から早期高齢者を対象に“成人眼科検診”を行うことが肝要です。

 その方法として、かつてわが国では簡易眼底写真撮影が、各種の職場健康診断(健診)や人間ドックなどで施行されていたので、時に眼科専門医への対診依頼もあり、緑内障、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、病的近視、網膜色素変性などの早期眼底病変の発見に役立つこともありました。しかし、08年より眼底検査は必須項目ではなくなり、多くの自治体では「眼の検診」は行われていないのが現状です。

 QOL(生活の質)に大きく影響する視機能評価をあまり重視しないこの方針は、一眼科医として残念でなりません。

 今後、どのような形で成人眼科検診を実施するのがいいのか、従来の治療医学から予防医学への転換を意味する“先制医療”を考慮すべき時代に、大きな課題をつきつけられています。

 先制医療を実施し、健康寿命の長い社会を実施するためには、ヘルスケアのあり方を変えていかねばなりません。高齢者が要介護状態になるのを防ぐためには、医療は従来の受け身から能動的姿勢に転換することが求められています。

 健康長寿社会は、遺伝子解析を含む最先端の治療体制に加えて、網羅的で効率の良い早期発見、予防を目指した成人眼科検診を無視できません。

 人は年齢を重ねるほどに、生きているうちは元気でいたいという思いが強くなるのは当然ですが、あわせて多くの友人、同僚、家族とともに、共に生きる喜びを肌で感じたいと思うものです。

 そのための一助に、成人を対象とした眼科検診が役立つことを心より願うものです。

640PA183542.jpg
スポンサーサイト



りんむうフォトダイアリー



健康 トラックバック(-) | コメント(0) | [EDIT]
<<秋明菊が咲いています Ⅱ | ホームへ | 紅茶成分、抗ノロウイルス作用>>
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する