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人生100年「健康でいるための努力」が必要だ

2018.02.15(10:55) 1455

 次のような記事がありました。
人生100年「健康でいるための努力」が必要だ
2018年1月26日 丁宗鐵 / 日本薬科大学学長

老後を前に知っておきたい未来と対策(前編)
 人生100年時代を迎え、2018年から高齢者の定義が変わってくると予想されます。現在は、65~74歳が前期高齢者、75歳以上が後期高齢者ですが、高齢者の日常生活を調べた結果、働いている人の方が健康で、健康寿命も延びることが分かってきたためです。

 17年に日本老年学会、日本老年医学会が高齢者の定義の見直しを提言しました。今後日本は少子高齢化で労働人口が減少します。老後をもっと先に延ばし、社会参加してもらいましょうという流れになると私は見ています。

定年、年金、医療のすべてに影響する
 日本老年学会、日本老年医学会の提言では、65~74歳を准高齢者、75~89歳を高齢者、90歳以上を超高齢者と定義しています。高齢者の定義が75歳以上になると、定年、年金、医療のすべてに影響が及びます。年金の受給開始は先延ばしになり、経済的には定年後も働いてください、70代前半までは働きましょう、ということになってくるでしょう。

 すると健康面では、年齢を重ねても病気にならないこと、要介護の認定を受けないようにして、とにかく健康寿命を延ばすことが大事です。「働ける人は働く」「働かない人は運動する」、そして「食事と栄養のバランス」が非常に重要になり、これを実践して医療と介護のお世話にならない生き方をしなくてはなりません。高齢者の定義が変わることで、老後の暮らし方や人生設計は、大きな見直しを求められます。


医療制度の変化も注視しよう
  医療費にも何らかの歯止めがかかると思います。米国では、風邪や軽い腹痛では病院にかかりませんが、日本では二日酔いで受診する人がいます。好きなだけ飲食をして突然病院に駆け込んだり、救急車で運ばれてきたりでは、日本の医療は破綻します。高齢化の時代は医療や介護の負担が増えるため、一人ひとりが自分の健康に留意し、支え合うことが大切だと思います。

未病の時期(病気になる前)に手を打つ
 仮に提言が現実になると、准高齢者に当てはまる65~74歳は、自分の健康により注意を払う必要があるでしょう。自分の健康に責任をもつということは、結局、江戸時代の日本人の考え方に戻るのではないでしょうか。

 病気になっても十分な医療が受けられなかった時代は、自分の体は自分で守るしかなく、人々は、摂生と養生で健康を維持しました。民間療法は、もともと悪いものではありません。身近にある食材や植物を使って、お金をかけず、少しだけ手間をかけた庶民の知恵でした。

 例えばショウガにはいろいろな使い方があります。ショウガ湯は体が温まり、冬は風邪の予防になりました。ゲンノショウコやドクダミも身近にあった植物。それをせんじて薬用や健康茶にして役立てたのです。それが健康食品やサプリメントの原点でしょう。現代は、現代のライフスタイルに合った摂生と養生が求められると思います。

 また、北海道夕張市は、財政破綻によって医療崩壊が起き、その結果健康を守ろうと住民が自ら行動するようになり、予防に対する意識が高まった例もあります。


薬局が医療情報を提供する場に
 インターネットには、自己流の健康法や医療記事と見間違うような広告などさまざまな情報があふれています。健康食品やサプリメント、食事法、医療の情報は、有名人の発言や根拠のない事柄に影響されることが多く、注意が必要です。

 自分の健康は自分で守るという「セルフメディケーション」の時代がやってくると、より確かな医療情報の重要性が増してきます。そうした信頼のおける医療情報は、どこで得られるのか。その一つは薬局だと思います。

 厚生労働省の分類では薬局は医療機関であり、その数はコンビニより多いのです。さらに大学の薬学部教育が6年制になり、医療の専門知識やコミュニケーション能力が向上した薬剤師が新たに生まれています。


 薬局は医療情報ステーションとしての機能が高まり、新しい薬剤師が活躍するようになるでしょう。【聞き手=医療ライター・阿部厚香】

丁宗鐵

日本薬科大学学長

てい・むねてつ 1947年東京生まれ。医学博士。横浜市立大学医学部卒業。同大学大学院医学研究科修了。79年から81年まで米国スローン・ケタリングがん研究所に客員研究員として留学。日本東洋医学会漢方専門医・指導医。北里大学・東洋医学総合研究所研究部門長、東京大学大学院客員教授、東京女子医科大学特任教授を経て現在、日本薬科大学学長、百済診療所院長。近年の著書に「丁先生、漢方って、おもしろいです。」(朝日新聞出版)、「病気がイヤがる暮し方 江戸式健康心得」(春秋社)、「ガンが逃げ出す漢方力」(ヴィレッジブックス)など。

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りんむうフォトダイアリー



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