FC2ブログ


タイトル画像

アメリカ朝鮮朝顔

2012.09.03(12:29) 629

アメリカ朝鮮朝顔が咲いています。
全草が有毒なので、オクラ(蕾)、胡麻(種)、牛蒡(根)などと間違い食べないように注意が必要です。

チョウセンの名は特定の地域を表すものではなく、単に海外から入ってきたものの意味とされる。極東では曼陀羅華と呼ばれ、鎮静麻酔薬として使われていたこともある。

江戸時代の外科医、華岡青洲は、ダチュラを主成分とする内服全身麻酔薬「通仙散」を完成させ、日本最初の全身麻酔による乳癌摘出手術に成功した。


・アメリカ、メキシコ北部地方原産。
・一般的な呼び名は「アメリカ朝鮮朝顔」。
他にも単なる「朝鮮朝顔」など、 いろんな名前がついている。
(似た種類に、「毛(け)朝鮮朝顔」というのもあるらしい)。
・「ダチュラ」「ダツラ」の名の花は、この花を指すことが多いようだ。

・木ではなく「草」 茄子科 。
・夏、大きいラッパ型の白花を上向きに咲かせる。
・強い芳香あり。
・実は、柿の実にとげとげがついたような形。
とげの部分は柔らかい。なんか不思議な形。 季節の花300より。

     image032二葉とじょうろ

開花日は8/9頃。開花後20日ぐらいで実をつける。

     6400080透過
       4800027透過
   640R0025248s.jpg

   640R0025245s.jpg

800R0025881.jpg

640P9149860.jpg

640R0026529.jpg
実です

   image029前衛的

     
花が終わり実をつけるまでを順を追って掲載します。

     640R0025599.jpg
     花がしぼみました。

     640R0025742.jpg
     下向きになります。

640R0025496.jpg
しばらくすると…。

640R0025612.jpg

640R0025495.jpg
実です。

800R0025734.jpg
その後、実は黒ずみ種ができた後は実が裂け、種は地面にこぼれおちる。

真夏に花を咲かせます。花が少ない時なので目立ちます。
     
華岡青洲とアメリカ朝鮮朝顔
 江戸時代(1804年)、紀州の外科医華岡青洲は世界で最初の全身麻酔薬「通仙散」を使い、乳ガン摘出手術に成功したが、有吉佐和子の「華岡青洲の妻」という芝居でも有名なように、その創製の過程で人体実験の被験者である母を失い、妻を失明に追い込んだ。これに配合されていた生薬の一つが当時、曼陀羅葉と呼ばれていたナス科ダツラ属のチョウセンアサガオ(俗にキチガイナスビと呼ばれる)である。これは有毒植物として知られている。

       WS000011.jpg


       WS000000.jpg

       WS000001.jpg
       日本麻酔科学会のシンボルマークになっているのが、アメリカ朝鮮朝顔(ダチュラ)です。


あらすじ

華岡青洲は文化元年(1804年)、全身麻酔を用いた乳癌摘出手術に成功しています。
ここに至るまで、すなわち、麻酔薬である「通仙散」完成に至るまでの死闘が「華岡青洲の妻」で描かれています。掻い摘んでお書きしますと…

華岡青洲の母、於継に憧れを抱く幼い少女、加恵。時が過ぎ、やがて、彼女のところに華岡家からの縁談があり、加恵は青洲の妻となります。青洲は京へ留学してしまいますが、憧れの於継と暮らせる加恵は幸せなのでした。
しかし、青洲が戻ってきたところで、嫁と姑の間で青洲を奪い合う諍いが起こり、それも、於継の外面のために
よき姑であり、よき嫁である、理想の嫁姑だと周囲は見ていました。

その頃、青洲は患者の苦しみを和らげたい、そして、もっと救える命があるのではないかとの思いから、麻酔薬の調合に苦心していました。既に動物では成果を得ていました。しかし、人間ではどうか?通ってくる患者で試す訳にもいかぬ、と悩んでいるところへ母、於継が自分の身体で実験をと言い出します。これを聞いた妻、加恵は自分こそがその役目に相応しいと言い始める始末。どちらも自分を、と引き下がりません。この両名の強い申し出に青洲は偽って母に睡眠薬を与え眠らせますが、妻のほうは、納得しません。ついに、加恵に麻酔薬を飲ませる青洲。

加恵は人事不省となり、その麻酔は成功したかに見えましたが、加恵は失明してしまうのでした。その罪悪感に苛まれる青洲。痛ましくも加恵の世話をする青洲を見て暮らす於継は自分が息子の力になれなかった事、そして息子を加恵に奪われたことを嘆きながら、亡くなってしまうのでした。

このような経緯を経て完成した麻酔薬「通仙散」。折も折、青洲の妹、於勝に乳癌が見つかります。ただ、当時、女性の胸は命だと考えられていました。それは今のような比喩的な表現、あるいは心理面での話ではなく、乳房を切ることは、その女性の命を奪う事だと考えられていたようです。

於勝の乳癌に手を出せないでいる中、ある事故から胸を怪我した急患の女性が運ばれてきます。今すぐ処置しなければ、この急患は命を落とします。青洲は彼女の胸に外科的手法を用いる事にします。やがて、彼女は回復。それは女性の乳房を切っても、それが命に繋がっている訳ではない事の証なのでした。

於勝の乳癌摘出手術に臨んだ青洲。結果は成功。この時、華岡青洲は、世界初の全身麻酔による外科手術に成功したのでした。

     image031貝殻


当時の、痛みに対する方策は、効き目の薄い痛み止め、酒に酔わせる、手術部位を冷やすなどがあるものの、基本的には「患者が我慢する」以外何もないも同然な訳でした。

現代に生きていて良かった。麻酔のない手術などは耐えられません。
たかだか、208年ぐらい前の話しです。

それにしても「綺麗な花には毒がある」は本当なのですね。
スポンサーサイト



りんむうフォトダイアリー



夏の花 トラックバック(-) | コメント(0) | [EDIT]
<<風立ちぬ」舞台を解体 歴史伝える結核療養所 | ホームへ | 大衆薬で24人死亡の可能性 過去5年の副作用で>>
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する