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糖尿病に注目の新薬 ことし相次ぎ登場へ 

2014.01.28(21:31) 796

次のような記事がありました。

糖尿病に注目の新薬 ことし相次ぎ登場へ 尿中に糖を積極排出 「医療新世紀」
共同通信社 2014年1月28日(火) 配信


 生活習慣が主な原因となる2型糖尿病の治療で「SGLT2阻害薬」と呼ばれるタイプの薬が注目されている。糖尿病はその名の通り尿から糖が検出される病気。尿中の糖には悪いイメージがつきまとうが、この薬はそんな"常識"を覆し、血液中の糖を積極的に尿の中に排出するという、従来の薬とは全く異なる仕組みで血糖値を下げることに成功した。世界的に開発が活発化し、国内でも6製品の承認申請が行われた。ことしは新薬登場が相次ぐ見通しだ。

 ▽2千万人超

 厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、糖尿病が強く疑われる成人男女は2012年時点で推計約950万人。07年の前回調査から約60万人増えた。糖尿病の可能性が否定できない人は約1100万人で、前回から約220万人減ったものの、両者を合わせると実に2千万人超が患者やその「予備軍」ということになる。

 糖尿病増加の背景について小田原雅人(おだわら・まさと)・東京医大教授は「食べ過ぎによる肥満が増えているのは事実だが、この30年間、トータルの食事量はほとんど変わっておらず、国民全体が過食になっているわけではありません。では何が悪いのか。運動不足です。特に壮年期にその傾向が顕著です」と解説する。

 糖尿病の治療は、血糖を良好な状態に維持し、怖い合併症の発症や進行を防ぎ、健康な人と変わらない生活の質や寿命を保つのが目標。基本は食事療法と運動療法だが、それで血糖を十分にコントロールできない場合に薬物療法が追加される。

 ▽血液に再吸収

 薬には経口薬(飲み薬)と注射薬がある。このうち経口薬では、さまざまなタイプが使われてきた。膵臓(すいぞう)を刺激してインスリンの分泌を促進したり、肝臓や筋肉に作用してインスリンの働きを強めたり、消化管での糖質の消化・吸収を遅らせたり、あの手この手で血糖値の低下が図られた。

 しかし、SGLT2阻害薬が効果を発揮する仕組みは、これまでのものとは全く違う。

 血液は腎臓を通過する際にろ過され、尿のもととなる原尿が作られる。原尿は尿細管を通って最終的に尿としてぼうこうに蓄えられるが、その過程で原尿に含まれるブドウ糖やアミノ酸などの体に必要な物質が血液中に再吸収される。

 健康な人の場合、ブドウ糖は尿細管で99%以上が再吸収されるが、その取り込みに大きな役割を果たすのがSGLT2というタンパクだ。一方、糖尿病患者では原尿中の糖が多すぎるため、回収しきれなかった分が尿の中に出てきてしまう。

 ▽逆転の発想

 だが、糖尿病で本当に問題なのは血液中の糖であって尿中の糖ではないはず。ならば、SGLT2の働きを妨げて尿中に余分な糖をどんどん排出してしまえば、血糖を減らせるのではないか。そんな逆転の発想がSGLT2阻害薬を生んだ。

 「インスリンとは関係のない新しい仕組み。単独投与では、危険な低血糖を起こすこともない。患者さんによって従来の薬と使い分けることで、治療の幅が広がります」と平野勉(ひらの・つとむ)・昭和大医学部教授は期待する。

 平野教授によると、SGLT2阻害薬はエネルギー源である糖を排出するため、投与によって体重が2~3キロ減少する特徴がある。日本人にはやせた糖尿病患者が少なくないが、こうした患者では激やせや重い副作用につながる可能性があり注意が必要だという。

 国内ではことし、アステラス製薬などが開発したイプラグリフロジン(製品名スーグラ錠)を皮切りに、次々と承認、発売される見通しだ。(共同=赤坂達也)

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